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2010年05月 アーカイブ

パチンコ屋ののぼり 2

この幟。

知人(デザイナー)の話によると化粧品会社が商品宣伝用に使い出したのがはじまりで、新製品が発表されるたびに、全国各地の小売屋さんの店先にカラフルな幟がひるがえったという。

言われてみると、確かに新製品や新業種の店の宣伝にモダンな幟が立っているようです。

もうひとつは店の大売出しに見られるような、短期間だけ立てるのもあります。

これは昔の市や縁日、お祭をおもわせる風情があり、通行人をわくわくさせます。

これを日常的にしたのがパチンコ屋で、「新装開店!出玉日本一」なんて幟が1年中立ってたりしますよね。

さて、この幟を立てる棹を地面に突き刺したり、コンクリートの台座をつけたりしていますが、風などで倒れやすいですね。

そこで、建物の壁や柵、街路灯、電柱、交通標識などに立てかけたりして安定を保っています。

この立てかけ拝借型は独立型より数の上で多く、流行まもないモダン調、まだまだ立てる工夫、設備が不十分と思いました。』


今でもチンドン屋

パチンコ屋の幟・・・

たしかにそれは、たいていの店に林立していて恒常的になっています。

おそらく今後も、パチンコ屋の幟は続くことでしょう。

なにしろ、遠くからでも幟は目につきやすいので

「あ、パチンコ屋があそこにあるな」

客を引くには、幟はもってこいだからです。

しかし、創始期のパチンコ屋は、客引きにはチンドン屋を使っていました。

常盤とよ子著『危険な毒花』(1957年=昭和32年=10月20日三笠書房発行)にも、"「働く女性」二態 ちんどんや"と題して、次のように紹介されています。

『そこはパチンコ屋の店先であった。

おびただしい祝いの花輪が、通りまではみ出しており、開店したばかりの店か、あるいは改装したばかりの店か、わたしには判断もつかなかったが、チン、ジャラジャラというあの玩具的、頽廃的、非音楽的な燥音にまじってちんどんやの打ちならす、太鼓や鐘、三味の音が、通り一杯にあふれていた。

ちんどんやを歓ぶのは子供たちだ。

わたしは子供たちの仲間にはいって、その店先で、身ぶり、表情おかしく、手足を動かしているちんどんやを眺めていた

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